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惑星の色を初確認、地球のような青色

ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 7月12日(金)19時18分配信

系外惑星HD 189733bの想像図。 (Image by G. Bacon (STScI)/ESA/NASA)

 ハッブル宇宙望遠鏡による63光年離れた惑星の観測結果から、この惑星の色を割り出したところ、宇宙から見る地球のように深い青色に見えることがわかった。系外惑星の色が明らかになったのは今回が初めてだという。
 NASAとESAの研究チームがハッブルの撮像分光器を使って、惑星が恒星の前面を通過する前・通過中・後を観測し、光の変化を解析すると、わずかな光量の減少と光の色のかすかな変化が見られた。
 チームのメンバーで英エクセター大学のフレデリック・ポント(Frederic Pont)氏はNASAの発表の中で、「緑や赤でなく青の光が弱まるのを観測した。(恒星の前面から)見えなくなると、赤ではなく青の光がなくなった」と述べている。「つまり、見えなくなった天体は青かったということだ」。

◆地球に似ているのは色だけ
 惑星の存在自体は2005年に確認され、HD 189733bと名づけられている。恒星の前を通過(トランジット)する際に、恒星の光が弱まることにより観測できる惑星で、このようなトランジット惑星としては太陽系に最も近いものの一つである。
 恒星に非常に近い軌道を回る木星ほどのサイズの巨大ガス惑星で、このようなタイプをホット・ジュピター(熱い木星)と呼ぶ。恒星との距離は470万キロで、太陽系で最も太陽に近い水星から太陽までの距離の8分の1に満たない。常に同じ面を恒星に向けており、恒星の光を浴びている昼側の気温は摂氏1000度、夜側でも800度ほどになる。
 2008年の観測で、水蒸気と二酸化炭素、さらに生物学的に重要な物質であるメタンの存在が初めて確認されている。この3つは、生命の可能性を示唆する物質だが、高温に加え、時速9600キロの強風とガラスの雨が降り注ぐ環境では、生命は存在しえないだろう。
 青い色は、地球のように海の反射のせいではなく、大気中に含まれるガラスの成分(ケイ酸塩粒子)による光の散乱のせいで生まれると考えられている。

 今回の研究成果は「Astrophysical Journal Letters」誌に7月11日付で掲載されている。

 National Geographic News

青い惑星 - コピー



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